地震

桜があっという間に満開になり、気がついたら、まあなんと鮮やかな緑があふれて、風は冷たいけれども過ごしやすい季節になりましたね。

3月20日、福岡は何百年ぶりの大地震を経験し、いまだに余震が続いています。
ニュース等で御存知だとおもいますが、本当にびっくりいたしました。名島屋のお客様からも、お見舞いのお言葉をいただき、嬉しく存じております。
井口食品の名島工場は築３０年ほどですが、あとから建てましたところの境から、翌々日に降った雨が滝のように流れたのですが、おかげさまで、新だしのうるめいわしなどを乾燥する機械を１メートルほどさけてくれたようです。福岡は地震とは無縁のところだと思っていただけに、本当にびっくりです。
地震のあったときは、携帯電話はつながらなくなりましたが、メールは大丈夫でした。他県に住んでいる友だちから次々とメールをもらい、無事の確認を報告したのは、やはりメールでした。
携帯のメールは緊急事態には必要ということがわかりました。慣れていてよかったと痛感しました。

地震の時に必要なものは、やはり、水、火を消す消火器、食料。大きな地震を経験した方はそう言われますね。私も、いつ水が止まるかわからないので、お風呂の水は落さないでまだ寝ています。枕もとにヘルメットをおいている人もいるそうです。それと頑丈な手袋。余震がまだ続いており、まだまだ安心できない感じが致します。

地震さえもお祭りのようにしてしまうのが福岡気質なのかと苦笑することもありました。というのは、地震の翌日の福岡市の中心部の地下街はいつになく人出が多く、福岡市以外からの地震のあとの福岡見物が多かったそうです。窓ガラスが多く割れた一番中心地のビルをわざわざ見るためにこられた方もいたということです。地下街で勤めている友人が、店は余震が怖くて休業にしたいぐらいだったのにと申しておりました。
何事も経験してはじめて、地震が怖いこともわかり、新潟、神戸の方々がいかに大変だったか実感としてわかりました。それと地震を経験して感じたのですが、やはり、食器棚はスライド式のほうが、揺れても中のものが飛び出さないのでいいようです。
また食器棚そのものを壁から倒れにくいようにすることも必要です。
また部屋はシンプルイズベストがいい！物が多いほど倒れるものも多い！棚やたんすは低いものの方が倒れにくい。液晶テレビは倒れやすいので、置き場所に気をつける。私が感じた事柄でした。
隣近所のつながりが都会ではなくなったといいますが、近くにすんでいる友人、県外の友人には、メールが“大丈夫”確認におおいに活躍しましたよ。こうやって、みんな支えられているんだなあって感じる日でもありました。
　　 ひとことだけのメール。”大丈夫？”　
わたしはその日は家に大切なお客様を予定していました。地震すぐに、来て下さいましたので、おかげで余震が続くなか、怖い思いもせず過ごせました。感謝。
　　　　　　　　　　
まだまだ瓦がだめになっているお宅や、マンションの高層の階で、家の中がひっくりかえったようになっている家がたくさんです。

 心からお見舞い申し上げます。
疲れが出やすい時期だと思いますので、どうぞ御無理なさらないように、お過ごし下さいね。