にゅう麺

梅の花が、凛と冷たい空気に美しく、葉が落ちてしまった樹木もよくみますと、小さな芽がでておりますね。
春が近づいているとおもうと、その芽についた雨の水滴さえも光ってみえるのは不思議なものです。
３月になりますと、白木蓮、こぶしなど乳白色の少し重たい花びらの白い花が咲き始め、花の色が一番美しく見える光の季節にその樹木の花が咲くことを感じています。

皆様お元気でお過ごしでしょうか？
　
麦の若葉の刈り取りも無事に終り、今年も青々しい麦の若葉の粉末ができあがりました。
３月から、はつものになりますので、どうぞ今後とも宜しくおねがいします。

さてさて、寒いと、温かい麺ものがほしくなりますよね。
うどん、そば、にゅう麺、中華そば、、、
最近、新だしをご利用のお客様から、おいしいにゅう麺の作り方を教えていただきました。
なんと、男性ですよ。日本もなかなか進化しているのだとかんじませんか？最近は男性のお料理教室もさかんですし、ストレス解消にも、料理をきままに作るのは楽しいことなのでしょうね。

では、そのレシピを御紹介します！

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にゅう麺２人前

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■材料	○博多　名島屋新だし　２パック　　　○水　６００ｃｃ　　　○そうめん　２束 ○香草（最近パックいりでスーパーなど売ってますよね）または白ねぎ
■調味料	ナンプラー、塩、一味、胡麻油
■作り方	①	新だしを鍋に入れた水の中に２パック入れ、沸騰して５分程煮立てる。
	②	別の鍋でそうめんを茹でる。さっと水で洗ったほうがおいしい。
	③	①の出汁にナンプラー小さじ半分、塩小さじ１杯、胡麻油小さじ４分の１を入れ好みで醤油を入れる。
	④	そこに②でゆでた麺をいれ、香草を食べやすい大きさの切ったものをいれる。
	⑤	お好みで一味をいれる。
ナンプラーは魚を発酵させてつくった調味料です。 タイで使われる調味料ですが、日本でも地方によっては、魚を発酵させた”くさや”とかありますね。 秋田では”しょっつる”とかも魚醤ですね。あまりつかうと、生くさくなりますが、ちょっとかくし味につかうと、野菜のいためのものなど、青っぽいにおいのある野菜が（緑の濃いもの、たとえばゴーヤとか）逆にそのあおくささを消しておいしくなりますね。香草をおいしくいただくために、ちょっと使うのがコツですね。 にゅう麺はさらさらとおなかにはいりますし、重たくないので、二日酔いの後にばっちりということでした。 二日酔いの後でなくても、もちろんおいしいですよ。 にゅう麺もアレンジ次第で、エスニック風にもなるという見本のレシピです。ナンプラーはビーフンにいれるとおいしいので、そこからの発想かと感じました。 新だしは、和にかぎらず、いろいろな料理のスープとしても活用できますね。おいしい旬のたまねぎがあれば、うすく、うすくスライスした、たまねぎをいれてスープを作り、黒こしょうをきかせて、ちょっとバターをいれるとか。 おいしい旬のじゃがいもがあれば、新だしをいれてゆでて、ふかして塩をかけるだけで水でゆでるより、ずっとおいしい。 冬は甘味の増した白菜を千切りにして、新だしでゆっくり、柔らかくなるまで煮て、醤油を少しと、卵を溶きいれ、柚子ごしょうをいれて食べると、白菜だけでもたいへんおいしいですよ。 新だしの中に一番多く入っているかつおぶしは、５分ほど煮たてると、出し汁の方にうまみのもとのアミノ酸が９０パーセント以上　出てしまうのです。かつおぶしを多くいただく県（沖縄や鹿児島）の方がいつまでも肌にはりがあるのは納得ですね。 私はあるところから、有機栽培野菜を買って使っていますが、野菜がおいしいと、手をかけない料理でもおいしい。人参だけ千切りにして炒めて、新だしをそのままふりかけて、食べるとか、そんな手抜き料理ばかり作っています。ただ、汁ものはできるだけ新だしを使って、具がないときでも、海苔だけいれてお吸い物をつくり、なんとか食事らしくしております。

春を新潟の方も待ち望んでおられることとおもいます。

春よこい。　春よこい。　春よこい。

木蓮に　白磁の如き　日あるのみ