自然でおいしく安全な食品作り
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集中豪雨も落ち着き、やっと夏らしいお天気になってまいりました。しかし野菜が高くなってますね。お米も日照不足で心配ですね。
さて、よく見るテレビ番組の中に「クローズアップ現代」があるのですが、そのキャスターの国谷裕子さんが語ったものが、某新聞で4回にわたり、載せてありました。その4回目の話は、感動するものでした。というのは、毎回毎回、この番組をみながら、この方は、下調べにどのくらいの時間を費やしているのだろうと、いつも思っていたからです。これだけの自然な質問、そして、その方から貴重な意見を聞きだす会話。どれをとっても、登場人物の仕事等に対する下調べが相当なければ、出来ないことだと感じていたからです。この新聞をご紹介したいと思います。
「一人前でありたい」国谷裕子が語る仕事
自分にチャンスを与えよう
一日一日を積み重ねるしかない
よく長い間「クローズアップ現代」を続けてこられましたねと言っていただくことがあるのですが、私にはあまり17年間という実感がありません。いつも緊張感の中で毎日、納得がいったか、視聴者に届いたかと問い続けては、またすぐ次へと進んでいかなければならないからでしょう。
週最後の放送日である木曜日の朝に「ああ、あと一日頑張れば」と思えることもあれば、テーマが難解で非常に不安が残ったまま目覚めて、この不安を克服しなければと気持ちを鼓舞することもあります。ただ、朝のリズムは怖さないようにしてます。朝起きて新聞を取りに行き、観葉植物の様子を見、カーテンを開け、コーヒーをいれ、今日もきちんと同じことができたから大丈夫だと、心のペースを調整する。そうやって一日一日を積み重ねてきました。
準備時間はつねに足りない、との動し難い事実を受け入れるには、やるだけのことはやって放送に臨んでいるのだと自分自身を納得させるしかありません。俳優の高倉健さんへのインタビューがあれば、たくさんの活字資料を読みつつ、数多くの主演映画を寝る間も惜しんで観続けます。また、多くの議論がある地球温暖化問題では、京都議定書以前から積み重なってきた経緯がありますから、読み込む資料は必然的に相当な量になります。ゲストの方が、あるはっきりした視点を持っていらっしゃる場合には、私はその方のお話を伺いながら、一方で異なる意見も提示できるようにしておかなければなりません。そのため、ゲストの著書に加えて異なる立場の方々の著書も読み込んでおきます。
どの仕事もそうだと思うのですが、最後はできるかぎりのことはやった、という実感が背中を押してくれるのです。
苦手なことに気づいている。それは次への一歩。
今日まで私にとっての仕事とは、自分の苦手なものを克服する場だったという気がしてます。一つひとつ、自分のコンプレックスや、力のなさを仕事の中で乗り越えようとしてきました。そして周囲の人々にも鍛えられました。苦手なことや、コンプレックスを持っている人は、それを避けずに一歩、踏み出してほしい、それは、とてもやりがいのある仕事につながっていくはずです。
若い人の中には、仕事というものは自分の思いや、やりたいことをかなえる場だと考えている方も多いでしょう。
しかし実際には希望通りの仕事にはなかなか就けない激しい現実があります。それでも今日の仕事の中に、次につながる芽を発見できるかもしれません。私自身、なぜこの仕事をやっているのかと考え込んでしまう時期がありました。でもその仕事はどこかで自分のチャンスにつながっていました。目指す仕事に就いてなくても、まだその仕事を見つけていなくても、今自分は鍛えられていると感じる体験が、次の一歩に、次の自分を用意してくれるのではないでしょうか。(談)
さて、よく見るテレビ番組の中に「クローズアップ現代」があるのですが、そのキャスターの国谷裕子さんが語ったものが、某新聞で4回にわたり、載せてありました。その4回目の話は、感動するものでした。というのは、毎回毎回、この番組をみながら、この方は、下調べにどのくらいの時間を費やしているのだろうと、いつも思っていたからです。これだけの自然な質問、そして、その方から貴重な意見を聞きだす会話。どれをとっても、登場人物の仕事等に対する下調べが相当なければ、出来ないことだと感じていたからです。この新聞をご紹介したいと思います。
「一人前でありたい」国谷裕子が語る仕事
自分にチャンスを与えよう
一日一日を積み重ねるしかない
よく長い間「クローズアップ現代」を続けてこられましたねと言っていただくことがあるのですが、私にはあまり17年間という実感がありません。いつも緊張感の中で毎日、納得がいったか、視聴者に届いたかと問い続けては、またすぐ次へと進んでいかなければならないからでしょう。
週最後の放送日である木曜日の朝に「ああ、あと一日頑張れば」と思えることもあれば、テーマが難解で非常に不安が残ったまま目覚めて、この不安を克服しなければと気持ちを鼓舞することもあります。ただ、朝のリズムは怖さないようにしてます。朝起きて新聞を取りに行き、観葉植物の様子を見、カーテンを開け、コーヒーをいれ、今日もきちんと同じことができたから大丈夫だと、心のペースを調整する。そうやって一日一日を積み重ねてきました。
準備時間はつねに足りない、との動し難い事実を受け入れるには、やるだけのことはやって放送に臨んでいるのだと自分自身を納得させるしかありません。俳優の高倉健さんへのインタビューがあれば、たくさんの活字資料を読みつつ、数多くの主演映画を寝る間も惜しんで観続けます。また、多くの議論がある地球温暖化問題では、京都議定書以前から積み重なってきた経緯がありますから、読み込む資料は必然的に相当な量になります。ゲストの方が、あるはっきりした視点を持っていらっしゃる場合には、私はその方のお話を伺いながら、一方で異なる意見も提示できるようにしておかなければなりません。そのため、ゲストの著書に加えて異なる立場の方々の著書も読み込んでおきます。
どの仕事もそうだと思うのですが、最後はできるかぎりのことはやった、という実感が背中を押してくれるのです。
苦手なことに気づいている。それは次への一歩。
今日まで私にとっての仕事とは、自分の苦手なものを克服する場だったという気がしてます。一つひとつ、自分のコンプレックスや、力のなさを仕事の中で乗り越えようとしてきました。そして周囲の人々にも鍛えられました。苦手なことや、コンプレックスを持っている人は、それを避けずに一歩、踏み出してほしい、それは、とてもやりがいのある仕事につながっていくはずです。
若い人の中には、仕事というものは自分の思いや、やりたいことをかなえる場だと考えている方も多いでしょう。
しかし実際には希望通りの仕事にはなかなか就けない激しい現実があります。それでも今日の仕事の中に、次につながる芽を発見できるかもしれません。私自身、なぜこの仕事をやっているのかと考え込んでしまう時期がありました。でもその仕事はどこかで自分のチャンスにつながっていました。目指す仕事に就いてなくても、まだその仕事を見つけていなくても、今自分は鍛えられていると感じる体験が、次の一歩に、次の自分を用意してくれるのではないでしょうか。(談)
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